令和4年8月のフラット35の金利は、今月も前月と同様0.02%の上昇となりました。
融資比率9割以下 15-20年 1.40% (<-1.38%)
21年以上 1.53% (<-1.51%)
融資比率9割超 15-20年 1.66% (<-1.64%)
21年以上 1.79% (<-1.77%)
長期金利の動きに連動するフラット35の金利は上昇が続いていますが、民間の銀行ローンの金利については、固定金利でも、引き上げと引き下げが混在しており、各銀行の対応がまちまちとなっています。変動金利については、ほぼ横ばい(むしろ下がる方向)で推移している状況で、変動金利と固定金利の差は拡大しているようです。
米国など、国外では急速なインフレの進行に伴い、金利が急速に上がっていますが、国内は低金利政策の維持が名言されています。一方、諸外国に比べてインフレ率が低いとはいえ、国内の物価上昇率も2%台となってきました。ですが、賃金上昇の動きは鈍いことから、しばらくは政策の変更は難しいような印象です。
米国では、今年の急激なインフレが、急激な景気減速につながる懸念も出てきているようですが、日本国内では危機感が少し足らないように思える点が懸念材料です。