令和4年6月のフラット35の金利は、前月からいずれも0.01%の上昇となりました。
融資比率9割以下 15-20年 1.36% (<-1.35%)
21年以上 1.49% (<-1.48%)
融資比率9割超 15-20年 1.62% (<-1.61%)
21年以上 1.75% (<-1.74%)
民間の住宅ローン金利は、変動金利については日銀の政策維持の表明もあり、依然として最低水準を維持しています。一方、固定金利の商品については、金利を上げた銀行と一部下げた銀行が混在しています。変動と固定の金利差が大きくなっている状況です。
米国など世界的にはインフレに対抗するため、利上げに動く中央銀行が多いのですが、日銀は緩和維持の方針を堅持しています。国内でもインフレの兆しは出てきていますが、利上げに耐えられるような経済状態にないことが理由でしょうか。為替は急速な円安で、約20年ぶりの135円台が目前です。同じ135円でも、20年前と今では、日本経済に対する期待が大きく違っている点が残念に思われます。